2006年12月08日

U2 Vertigo//2006 Tour

あちこちで読み書きをしていて、すっかりU2のライブレヴューを書いた気になっていたprodigalです。そうなんです、行ってきたんです、U2@最終日。
忘れないウチに書いておきたいということで、前回のSwindon Hunterに割り込むカタチになってしまうことをお許しください。



ストーンズファンならマーク・フィッシャーという名前を聞いたことがある方は少なくないかもしれません。そうです、Steel Wheels Tour以降のストーンズのステージセットのデザインを担当しているデザイナーのことです。ちなみに「マーク・フィッシャー」で検索して上位に表示される、「成功に導く」とかいう類の自己啓発系の人じゃないですからね。
この方、古くはピンク・フロイドのAnimals Tour(1977)からThe Wall Tour(1980)、最近ではミュージカル『We Will Rock You』も手がけている、今や超大物ステージデザイナーなのです。もちろん彼の名を世界に知らしめたのがストーンズとの仕事。そしてストーンズの後を追っかけるように、U2も1992年のZoo TV Tourからステージセットのデザインを依頼し、それからのツアーのステージデザインは全てマーク・フィッシャーが担当しています。

あまりマーク・フィッシャーのことばかり書いても仕方がないのですが、実はマーク・フィッシャーのファンなのですよ、ワタシは。初めてSteel Wheels Tourのセットを見たときにドギモを抜かれました。それ以来、ストーンズのライブというと、まずステージセットに目が向いてしまうようになったのです。
この方の凄いところというのは、ステージセットにアシメトリー、つまり左右非対称を成立させたところだと思っています。まぁ、今回のVertigo Tourのセットはシンメトリックではありますが、この人が作ったステージをナマで見られる機会はそうありません。それもワタシにとってストーンズ以外のライブで。

ああ、やっぱりマーク・フィッシャーのハナシばかりになってしまう。ええ、まだ続きます。ストーンズのセットの場合、必ずと言っていいほどミックとチャーリーが関わってきます。もちろん他のアーティストも同様でしょうが、ミックとチャーリーはデザインのクレジットに名前が載るほど。
とどのつまり、純然たるマーク・フィッシャー主導のステージセットを目にするには、ストーンズ以外のライブであることが条件となります。このことはマーク・フィッシャーのサイトでストーンズのステージセットのページを見てもらえれば解るかと思います。ストーンズのページは絵コンテなど初期段階のデザインがたくさん紹介されていますが、U2など他のアーティストのページは実際のステージの写真が使用されていることで明らかでしょう。

もう、ここまで来たらマーク・フィッシャーのハナシだけでいいっすよね?
今回のステージセットは巨大なカーテン状のLEDがステージ後方に設置されており、曲に合わせたイメージを映し出します。このカーテン状というのがポイントで、大会場でのライブの新しい見せ方を提案しているのだと思われます。つまりステージ前方に陣取る観客には、バンドの各人を目で追いかけられることを優先しLEDが照明として作用します。スタンドや後方の観客にはLEDがイメージを投影するスクリーンとして作用するワケです。
実際にアリーナ前方に陣取った方からは、LEDに何が映っているかわからなかった、という証言もいただいております。それよりボノやエッジを近くで見られたことが感動だったそうで。そりゃ、そうだよね。ワタシはスタンドからでしたが、このLEDが醸し出すステージの雰囲気は筆舌に尽くしがたいモノがありました。いやぁ、ホントにいいモン見せてもらいました。

2006/12/04 Saitama Super Arena,Saitama,Japan

01. City Of Blinding Lights
02. Vertigo / She Loves You (snippet)
03. Elevation
04. Out Of Control
05. I Still Haven''t Found What I''m Looking For / In A Little While (snippet)
06. Beautiful Day / Presence Of The Lord (snippet)
07. Angel Of Harlem
08. The First Time
09. Sometimes You Can''t Make It On Your Own
10. Bad / Ruby Tuesday (snippet)
11. Sunday Bloody Sunday
12. Bullet The Blue Sky / When Johnny Comes Marching Home (snippet) / The Hands That Built America (snippet)
13. Miss Sarajevo
14. Pride (In The Name Of Love)
15. Where The Streets Have No Name
16. One
- Encore 1 -
17. The Fly
18. Mysterious Ways
19. With Or Without You
- Encore 2 -
20. The Saints Are Coming
21. Window In The Skies
22. Vertigo / She Loves You (snippet)


prodigalaboratory at 13:36 │この記事をクリップ!ライブ・レヴュー